コミックマーケットは東京ビッグサイト(東京国際展示場)で開催されます。このビッグサイトは江東区臨海地区、有明にあるのですが、そこに行くための有力交通機関はもっぱらりんかい線とゆりかもめと一般に相場が決まっているものです。
しかし、公式に案内されている方法での来場ではひどく不便な場合があります。そのような人の来場の手助けにならばということで、東京ビッグサイトへのアクセスに使える路線バスの解説を行うべく、このページを記述いたしました。
なお、ここに記述されている内容は2019/08/13現在の情報です。ご了承ください。
特に都バス運行情報は、時刻表のみならず、あとどのくらいでバスが来るかどうかを全路線で知ることができます。有効活用しましょう。
東京の地理に詳しくない人間は東京駅に出てこの路線を使えと言われています。安くて便利ですが、所要時間は大目です。もっとも京葉線、ゆりかもめと比べて所要時間の差は十分に許容できる範囲です。
臨海地区の交通の便が劇的に良くなった現在でもこの臨時バスが残っているのは、やはりそのわかりやすさからなのでしょう。
バス乗り場は八重洲口バスターミナル1番バス乗り場になります。丸の内側ではありませんので注意してください。
帰りのバスは東京駅直結ということで利用者が多いです。ピーク時だと乗車待ちに10分以上かかることもあり、そのことも踏まえて帰りの交通手段として利用するかどうかを判断してください。
豊洲駅から東京ビッグサイトに向かう都バスの一般路線を使うことができます。そのすべてが他で紹介している路線です。それらの路線に豊洲駅前を経由するものが多いのです。
豊洲駅からのバスの利用はあまりお勧めをしません。目の前にゆりかもめ豊洲駅がありますからそちらを使うべきです。業10と乗り継ぎすることもできます(ICカードで100円引き)。
一般的には東16を使います。門19、急行06を利用するメリットはあまりありません。
かつては、墨東地区から臨海地区への足として、知る人ぞ知る路線でした。
錦糸町駅前から東京ビッグサイトまでの長距離をバスで走破するのは時間が掛かりすぎるような感じがしますが、実は鉄道を使っても同程度の時間が掛かってしまう上、やたらと運賃が高くついてしまいます。そういうこともあって、このバスを通しで乗る人間は非常に多いです。渋滞の心配も少なく、所要時間も安定しています。青海展示棟に行くこともできます(パレットタウン前で降り、ゆりかもめ青海駅に上がり、連絡通路でビーナスフォートに入り、正面に突っ切ると青海展示棟と東京テレポート駅前に出ます)。
行きのサークル参加でも利用可能です(錦糸町駅前発8時19分発まで)。ただ荷物を持ったサークル参加者が使うには混雑が大変厳しいでしょう。
あまり知られていませんが、日曹橋バス停から南砂町1番出入口まで徒歩6分程度で、便利に利用することができます。
行きも帰りも非常に混雑します。行きの始発の混雑が気になる人も多いと思いますが、錦糸町駅前発の始発は発車30分前からすでに人が並んでいます。西大島駅前からではまともに乗れないようです。日曹橋から乗りたい筆者は何度もそこで乗車拒否食らっています。臨時便は随時出ているのですが、乗車確実性という点ではかなり怖いものがあります。
帰りもすさまじい混雑なのですが、2018年4月のダイヤ改正で帰りの時間帯のバスが増発されました。15時台に4本、16時台に5本あり、また東京ビッグサイト駅前始発の臨時便があるなどピーク時において乗客を運びきれるだけのバスは出ているものと思われます。
平日は錦18が一応使えます。大半の便は新木場止まりであり、ビッグサイト方面に向かうものはがん研有明病院の利用者向けのダイヤ設定(始発は8時55分)がされていて本数が少ない(1時間に1本)ので基本的に使うものではありません。新木場からりんかい線に乗り継ぐ場合はこの限りではなく、むしろ推奨されるルートです(朝の通勤時間帯のバスが大増発されたため非常に便利です)。
東京ビッグサイト駅前バス停では急行06の人も並んでいるので、列が進まない場合は横をすり抜けてしまってかまいません。
2005(平成17)年7月17日から運行を始めた急行バス。森下駅前から国際展示場正門駅前までを21分で走るのは驚異的です。一部ではコミケバスと呼ばれているらしいです。
かつては完全な30分間隔のパターンダイヤだったのですが、運行時間帯の拡大(当初は19時以降に運行していなかった)と引き換えに昼の本数が減らされてしまいました。
急行05とは違い、東京ビッグサイト東棟停留所には止まりません。帰りは国際展示場正門駅前バス停を利用します。青海展示棟に行くこともできます(急行05の解説を参照)
近年はこの路線の認知度も上がってきたようで、行きは門前仲町から乗るのが困難になってきています。帰りに関しては特に問題ありません。
東京ビッグサイト駅前バス停では急行05の人も並んでいるので、列が進まない場合は横をすり抜けてしまってかまいません。
門前仲町駅に出入りする人は門19の臨時急行とどちらを使えばいいか悩むところでしょうが、その解説は門19を参照してください。
東京駅八重洲口~東京ビッグサイト間に運行されているバスの通常便になります。明朝は区間便が多く、ビッグサイトに行かないバスが多いです。
東京駅に向かうのであれば単純に臨時バスを使いましょう。月島駅を利用する人や八丁堀駅あたりでホテルを借りた人はこの路線は役に立つかもしれません。
行きは武蔵野大学前で降りるといきなり一般待機行列最後尾前に到着できるかもしれません。
C93において、東京ビッグサイトバスターミナル発に対し「30人までの乗車制限を実施することがあります」という乗車制限が行われています。そのため、積極的には利用を推奨できないでしょう。
この路線はかなり特殊な内容になりました。
まず、系統名が大変紛らわしいです。都05-2に乗る必要があります。都05-1に乗ると晴海埠頭に行ってしまいます。
急行便の存在はあまり気にしなくてもよいでしょう。
この路線の特徴は、銀座・勝どき・晴海を経由して東京ビッグサイトに至る路線で、銀座の繁華街の駅が軒並み使えるということです。全く知られていませんが、大江戸線勝どき駅から便利だったりします。晴海地区のホテルからは晴海トリトンスクエア前バス停が使えます。
行きは武蔵野大学前で降りるといきなり一般待機行列最後尾前に到着できるかもしれません。
C93において、東京ビッグサイトバスターミナル発に対し「30人までの乗車制限を実施することがあります」という乗車制限が行われています。混雑に対応するため臨時増発バスもあります。臨時増発バスのほうには人数制限はありません。
「ここで闘病生活をしている人は、年に2回の大騒ぎを見てその闘病生活の長さを噛みしめるのね」とネタにされるがん研有明病院へのアクセス路線として2005年秋に開設されたものです。
所要時間は長めです。東京ビッグサイトのバスターミナルに乗り入れるのですが、一般参加の場合の行きの場合は国際展示場駅入口や国際展示場駅前で降りてしまったほうがいいでしょう。
生活路線であるため、帰りのバスとして使うには辰巳駅前バス停からがかなり混雑してしまうのも難点です。
この路線の臨時便として、豊洲駅前停車の急行バスが運行されます。臨時急行バスはビッグサイト発のバスの混雑状況に応じて現場の都バスの職員が随時出しています(すなわち無ダイヤ)。本数はC93の実績では1時間に2本です。通常便とは違い、深川車庫前経由で異様に早く走るのが特徴です(25分程度)。
土曜・休日の場合は急行06を使うかここの臨時急行を使うか悩みます。コツとしては、まずこちらの乗り場に張り込んでおき、臨時の見込みがなかった場合に急行06の乗り場に向かうということをすればいいでしょう。
この路線は完全な裏技的なルートです。有明テニスの森公園の通路を通り、コロシアムブリッジを渡って、国際展示場駅横を通過し、そこからビッグサイトを目指すことになります
一般待機行列が青海方面に伸びてきたとき、有明一丁目から歩くことで最後尾近くにいきなり行くことができるかもしれません。
また、お台場海浜公園駅前に行けますので、そこから青海展示棟に向かうことができます。この場合、テレポートブリッジを渡る必要があります。
コミケでもっとも混雑に巻き込まれないルートですが、その分歩く距離が全般的に長めになります。
メトロ東西線ユーザが東陽町から新木場に抜けるためのショートカット路線です。門前仲町・月島経由で新木場に抜けるのに比べてかなり安く移動できます(その経路だとメトロの初乗り運賃が二重取りされてしまいます)。所要時間も門前仲町・月島経由と同じかより早いです。本数も多く利便性は高いです。
帰りのバスの乗り場がわかりにくいため(道路を渡らなければならない)、帰りのルートとしてはとにかく不人気です。
木11がりんかい線新木場に抜けるルートなのに対して、こちらはゆりかもめ豊洲駅に抜ける最有力ルートになります。
路線全体としては新橋駅ととうきょうスカイツリー駅前を結ぶ長い路線ですが、新橋方面からはゆりかもめを使ったほうが圧倒的に楽であり、ここでは取り上げません。
とうきょうスカイツリー駅前方面からを考えると、鉄道4路線を串刺しにしています。この中で特に実用的なのは菊川駅からの利用か木場駅からの利用になります。サークル入場なら、ゆりかもめを利用して国際展示場正門前駅で降りられるので特に有利になります。
木場駅を利用する場合、行きは木場六丁目ギャザリアバス停を利用するほうが距離的にも時刻表的にも有利です。
典型的な通勤路線なので平日は混雑が厳しいので注意が必要です。
深川車庫行に乗っても差し支えありません。